「重要古文単語315」の使い方

・目次

重要古文単語315 とは？ 　レベルと所要時間 学習の進め方 　1周目 　2周目 　3周目 おすすめポイント 　①重要単語の網羅性 　②アプローチがさまざま 　③古文常識も身に付く

重要古文単語315 とは？

本書は高校受験において使われている古文単語帳の中で最もメジャーな単語帳の一つです。

2022/10/14に、新たに四訂版が登場し、さらにパワーアップしました。

総ページ数は320ページであり、見出し語 315 語+関連語・慣用句 315 語の計630 語の古文単語が掲載されています。

語呂合わせだけに頼らず、背景知識やイラストなども載っているので、より強固な記憶の定着につながる一冊です！

　レベルと所要時間

本書のレベルとしては、全大学に対応しています。

どの大学においても、特別難しい単語が出てくることは少なく、本書を完璧に覚えられたら、単語の面からすれば、どの大学の問題にも対応できるはずです。

古文単語に関しては、複数の単語帳に手を出すよりも、どれか一冊を完璧にすることをオススメします！

その上で、練習問題を解く中で知らない単語が出てきたら、それらをどんどん蓄積していく、というふうに取り組んでいきます。

所要時間としては一日に15〜30分ほどで、見出し語10単語を目安にコツコツと取り組み、大体１ヶ月で一周すると良いでしょう。

何周かするうちに、覚えた単語は飛ばしていくので、どんどん一周する時間は短くなっていきます。

学習の進め方

先ほども言いましたが、古文単語は一冊を完璧にすれば十分です。逆にある程度覚えただけで、次から次へと、変えていくのはオススメしません。

ペースとしては一日１０単語目安に、毎日コツコツ取り組みます。

　1周目

１周目は知らない単語が大半だと思いますので、赤シートなどで隠さずに、いきなり意味を見て勉強しましょう。

背景知識や覚え方、関連ワードなどが載っているので、それらとリンクさせることで覚えられる率は上がります。読み物として楽しみましょう。

単語をインプットした次の日には、まず昨日覚えた単語を赤シートなどで隠しながら、アウトプットを行います。

それで答えられなかった問題にはチェックを入れておきます。そして次の１０単語のインプットを行います。

　2周目

２周目は最初から赤シートで隠して意味を答えていきましょう。

答えられなかったり、迷ったりした単語にもチェックをつけておくことをオススメします！

わからなかった単語は、もう一度背景知識や覚え方、関連ワードなどをおさらいしましょう。

　3周目

３周目以降も同じようにして取り組みます。

取り組んでいくうちに、自分が忘れやすい単語、覚えられていない単語だけがピックアップされていくので、それらを模試や試験の前にぱっと見返すことができます。

他にも、普段練習問題を解いている中で、わからなかったり、意味があやふやな単語が出てきた時に、この単語帳を見返してみるのも良いでしょう！

古文単語を覚えるのは、それほど気合のいることではありませんので、勉強合間の休憩時間や学校や塾の電車の行き帰り、寝る前などに気軽に取り組んでみるのも良いと思います。

それでも、できる限り、毎日古文単語に触れる時間を作ることが大事です！

おすすめポイント

　①重要単語の網羅性

とにかくこれ一冊を完璧にすればほとんどの大学入試で十分戦えるでしょう。

また、全国の様々な高校で採用されているなど、信頼と実績があります。

　②アプローチがさまざま

語呂合わせだけに頼らず、イラストや、語句の成り立ち、関連語、例文などにも触れることで、単語の定着率がよくなります！

単語だけが羅列されている味気ない単語帳ではなく、楽しく読み進められる一冊です。

　③古文常識も身に付く

風流と教養、恋愛と結婚、信仰と習俗、宮中と貴族など、古文の世界には特有の世界が広がっています。

この本には古典常識の章があり、そこで古典世界の常識を身につけることで、実際に文章を読んで内容を理解する上でのヒントになるはずです。