「鉄緑会 東大数学問題集40年分」の使い方
「鉄緑会 東大数学問題集40年分」の使い方

「鉄緑会 東大数学問題集40年分」の使い方

SSS Education とは…
「国内最高峰の教育を、全国へ。」の理念をもとに、2022年に設立。講師は全員東大理3生で、経歴が様々な講師が在籍。現役生、浪人生、再受験生まであらゆる生徒の指導経験が豊富で難関大学、医学部へ多くの合格者を輩出。SSS Educationの提供する教育プログラムは、才能やセンスを必要とせず、誰でも努力次第で国内トップレベルの能力を身につけることができます。対面生、地方の生徒(オンライン)でもしっかり学べるカリキュラムを構築し展開している。

・目次

鉄緑会 東大数学問題集40年分とは?  1年分の解答・解説のページ数  レベル  目安の所要時間 学習の進め方  1回だけの解きっぱなしにしない  セットの解き直しではなく、同じテーマの復習をする  解説だけではなく、問題文と指針の部分もちゃんと読む  復習は短期間で何回も! おすすめポイント

鉄緑会 東大数学問題集40年分とは?

東大を目指す方の中には、ご存知の方も多いと思いますが、東大の受験にどの塾よりも精通している鉄緑会の編集した東大入試数学の問題集です。

1981年から2020年までの40年分の東大入試の数学の問題(文系、理系どちらも含む)と、その解答解説だけでなく、1990年から2007年までの18年分の東大の後期試験の数学の問題と、鉄緑会が独自にまとめた推奨問題3回分も載っているとにかく優秀な問題集です。

 1年分の解答・解説のページ数

1年分の解答・解説は、理系では20~25ページ、文系では10~15ページほどあります。

重要なことはとても解答解説がしっかりしているということです!

他の過去問集だと、下手したら解答が1問1ページ、全部で10ページ以内(理系でさえ)で終わってしまっていることもあります。

他の過去問集に比べて2倍も解答解説があるのは、丁寧な指針やポイント解説のほかにも、そもそもなぜその指針になるのかという視点があることや、ポイントをより考察するための参考問題があること、入試での実践上の注意なども載っていること、解法が何例も載っていること、解法ごとの良し悪しの吟味も載っていることなどがあげられます。

 レベル

レベルは言うまでもなく、東大志望の方や国公立医学部志望の方に絞られます。

文系、理系のどちらの問題も載っているので、文系の方にも一番お勧めできる過去問集です。

丁寧な解説ではありますが、土俵に立てるだけの知識と演習量が必要ではあります。

よっぽどできる人ではない限り、高三の夏頃から徐々に取り組んでいけるといった感じでしょうか。

 目安の所要時間

40年分ありますが、全部解き切るのはかなりきついでしょう。

現在の教育課程に含まれていない行列などもあるので、ちゃんと取り組めるのは15年分〜20年分ぐらいになりそうです。

他の科目の時間も考慮すると、セットとして取り組めるものを、1日1セットで取り組み、教育課程の事情でセットとして解けない問題は1問25分で解いて、1周目で1ヶ月はかかると思います。

問題は復習です。過去問を復習しない人が多い印象があります。

それは、受験期近くで他の科目もやらないといけないから、というのと、受験期は新しい問題を解かないとなんだか落ち着かないからという理由だと思いますが、解いた問題を自分のものにしないで終わるならかなりの時間の無駄です!

必ず復習することを前提にスケジュールを組むべきで、少なくとも2回は復習をすることが大切だと思います。

ただし、そんなに時間をかけられる人が多いとも思わないので、復習を考慮して1ヶ月半で15〜20年分取り組みましょう。

学習の進め方

過去問だから、特別な学習の進め方がないかと思われますが、注意すべきポイントがいくつかあります。

 1回だけの解きっぱなしにしない

これは「目安の所要時間」のところでも言ったように、過去問もちゃんと復習をすべきということです。最低2回は復習しましょう。

時間がない場合でも、問題を見て解答がどのような流れだったかを思い出し、ないし、メモをして、解答を見て実際に流れがあっていたかを確認する作業をできるようになるまで繰り返すべきです。

どんなに新しい問題に取り組んでも、その問題ごとのテーマやポイントをしっかり自分でアウトプット出来るようにしないと意味がありません。

数学は暗記ではないと考えている方は一旦その考えを捨て、どんな問題で、どこがどうポイントだったか、類似問題との違いは何か、解答作成上の注意点は何かを丸暗記するぐらいの復習をしてください。

そうしないと、問題ごとの特徴や類似点、違いをいつまで経っても問題文から読み取ることができずじまいになります。

 セットの解き直しではなく、同じテーマの復習をする

解き直しの時に1年分のセットで解き直す人が多いですが、それでは、同じような問題同士の体系的な復習になりません。

鉄緑の過去問集には、どんなテーマの問題がいつ出たかがデータベースとして掲載してあるので、それを参照して、同じテーマごとに解き直すのが一番良いです。

同じテーマの問題をまとめて復習することで、そのテーマの問題のありがちな考え方やはたまた微妙な設定の違いからくる方針の違い、解答作成の方法がわかり、単純に問題が解きやすくなるはずです。

 解説だけではなく、問題文と指針の部分もちゃんと読む

解答を見て満足する人が非常に多いですが、大事なことは解答解説を理解することではなく、本番で解答解説を再現できるかどうかです。

問題文をパッと与えられた時に、解答の指針を立てられるかも非常に重要ですので、問題文と指針、指針と解答を結びつけるようにように復習しないといけません。

問題文のどこを意識しておくべきだったか、問題文を読んでなぜこの指針を立てられるのか、指針を立てたらどのような実験・予想を経て解答作成になるのか、ということを常に考えるようにしましょう。

解答だけが天から降ってくるものではないので、解答だけにパッと飛びつくのはやめた方が良いです。

前と言っていることと矛盾しているようですが、数学は解答の暗記ではありません!

問題、指針、解答の他にも、自分が詰まったところ、できなかったところ、違いや共通点を暗記していくことが大切です。

最初は難しいと思うので、少なくとも問題、指針、解答を覚えるようにはしましょう。

 復習は短期間で何回も!

この本に限らず、その日取り組んだ問題はその日の夜、次の日の朝には確認しておくと、とても定着が良いです。

その時は必ず、上記の問題→指針→解答の流れを意識して、自分なりのポイントを整理しながら思い出しましょう!

おすすめポイント

オススメポイントをもう一度まとめておきます!

  • 他の過去問集の本と比べて段違いに多い、指針解説や解答例
    他の参考書で解答解説を読んでピンと来なかった人も、豊富な解答例で自分の方法と比べることが出来るし、解答作成の指針をちゃんと確認することで、どうしてこの解答になるのか、この解答をどのように思いついたのかの、解答作成の背景の流れを考えることができる。
  • 解答解説のページに解き方を整理するための類題がある
    類題があることで、自分がわかっていなかったことがより整理される。
  • 文理合わせて、40年分も載っている上に、鉄緑独自に編纂した推奨問題も載っている。
    これ一冊あれば、他の東大数学の過去問集はいりません!

あとは、ご紹介した学習の進め方をちゃんと意識して解いていただければ、この本は過去問集という枠を超えて、かなり質の高い数学の問題集として重宝すること間違いなしです。

SSS Educationって?

SSS Education「国内最高峰の教育を、全国へ」の理念をもとに2022年6月30日に創業しました。
講師には東大理3生のみを採用しており、質の高い教育を届けています。
SSS Educationの教育内容は、才能やセンスに頼らない設計にし、

誰しもが 努力をすれば国内屈指の実力を体得出来るカリキュラムを開発しております。
正しい知識を持った講師が一人ひとりに合わせた適切な学習計画を構築し、効率を最大限に高めていきます。
あなたの努力の方向性を正し、合格へと導きます。
※2024年合格実績…(40名中)
東京大学 – 理科三類(2名中2名合格),理科二類,理科一類(2名)
国立医学部 – 10名 , 私立医学部 – 8名
40名中医学部合格者20名、東大、一橋大学を含む難関大学16の合格者 (3/27時点)

※SSS Educationでは入塾制限を設けておりません。全ての方にご利用いただけます。

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