「鎌田の理論化学の講義」の使い方
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SSS Education とは…
「国内最高峰の教育を、全国へ。」の理念をもとに、2022年に設立。講師は全員東大理3生で、経歴が様々な講師が在籍。現役生、浪人生、再受験生まであらゆる生徒の指導経験が豊富で難関大学、医学部へ多くの合格者を輩出。SSS Educationの提供する教育プログラムは、才能やセンスを必要とせず、誰でも努力次第で国内トップレベルの能力を身につけることができます。対面生、地方の生徒(オンライン)でもしっかり学べるカリキュラムを構築し展開している。

・目次

鎌田の理論化学の講義とは?  テーマとそのページ数  レベル  目安の所要時間 学習の進め方 おすすめポイント

鎌田の理論化学の講義とは?

鎌田の理論化学の講義は、鎌田の有機化学の講義、福間の無機化学の講義の2冊と合わせて、3冊のシリーズになっています。

そのうちの理論化学を解説している参考書です。

共通テスト対策から二次試験対策まで幅広く優秀な参考書です!

 テーマとそのページ数

鎌田の理論化学の講義の扱っているテーマとそのページ数は以下のようになっています。

単元ページ数テーマ数
第1章 原子と化学量43pg5テーマ(有効数字と単位、原子、物質量、電子配置と周期表、イオン化エネルギーと電子親和力)
第2章 結合と結晶67pg10テーマ(化学結合と電気陰性度、共有結合と分子、金属結合と金属、イオン結合、分子間で働く引力、結晶、金属の結晶、イオン結晶、共有結合の結晶、分子結晶)
第3章 基本的な化学反応と物質量計算55pg4テーマ(化学反応式と物質量計算の基本、水溶液の性質と濃度、酸塩基反応と物質量の計算、酸化還元反応と物質量の計算)
第4章 化学反応とエネルギー41pg4テーマ(熱化学、化学反応とエネルギー、電池、電気分解)
第5章 物質の状態69pg7テーマ(理想気体の状態方程式、混合気体、実在気体、状態変化、溶解度、希薄溶液の性質、コロイド)
第6章 反応速度と化学平衡46pg4テーマ(反応速度、化学平衡、酸と塩基の電離平衡、溶解度積)

基礎的なテーマが漏らさず網羅されていて、1テーマあたりの分量も多くなく、とっかかりやすい印象です。

 レベル

これから化学を学び始める人から、共通テストや二次試験などに向けて知識をもう一度参考書で整理したい人にまで、広くおすすめできます。

1ページあたりの文量も多くなく、見やすいフォントとレイアウト、そして何よりもイメージが豊富なので、無理なく取り組めると思います!

理論化学の参考書の中では、かなりイメージが豊富だと思います。

本のページ数自体は300ページ以上ありますが、さらっと一読できて、一つ一つのテーマの重要なところをイメージでしっかり押さえられることができると思います!

扱っているレベルとしては共通テストの理論化学を網羅し、二次試験の計算の基礎がちゃんとできるようになるまでだと思います。

共通テストレベルの理論の計算や考え方をおさえたい人にもってこいだと思います。

 目安の所要時間

初めて化学を取り組む人は、特に時間は設けません。

理解しながらゆっくり読み進めて行っても一周終わらせるのに1ヶ月はかからないでしょう。

一方で、ある程度化学を学んできた人にとっては、確認作業になりますのでそこまで時間もかからないと思います。

長くて2週間で良い復習になるかなと思います。

重要なことは、この本に載っていることは完全に覚えたぞ!と胸を張って言えるようになるまで何回も繰り返し見て覚えて、知識の拠り所として確立させることです。

なので、初学者の方も、はたまた既にちょっとは化学を取り組んだことある人も、時間をかけて覚えるまでやるようにしましょう!

学習の進め方

まず意識して欲しいのは、鎌田の理論化学に載っている知識や解き方は、共通テストで点数を取るための必要十分な知識が載っているということです。

つまり、この1冊を完璧にすれば、共通テストの理論化学範囲で十分満点を取れるまで戦えて、一方でないがしろにすれば、それだけ点数が伸び悩むことになります。

さらっと流し読みするのではなく、ちゃんと一つずつ載っていることを覚えながら進める必要がある参考書ということです。

さて肝心の進め方の話に入ります。

鎌田の理論化学は6章あり、それぞれに幾つかのテーマがありますが、効率的に覚えて、正確に思い出すために、「今どんな章のどんなテーマの部分を読んでいるか」をまず確認しましょう。

皆さんも経験したことがあると思いますが、時間をかけて理解しながら読んでいくと、どんどん前の方を忘れていって、結局今自分がどんなことを勉強しているのかがわからないまま盲目的に目の前の文章を読んでいっているということがあると思います。

こうなると、頭に入っていっているはずの知識が、ぶつ切りでまとまりのないものになってしまい、覚えづらく、また思い出しにくいものになってしまいます。

なので、読み始める前に、どんな章のどんなテーマを今日は読んでいくのかを明確にすることは、とても大事なことです。

もっと言うと、読み進めていく間にも何回も思い出すことが大事になると思います。

また、テーマ内にも小項目があるので、それも同様に意識して読み進めていくと良いでしょう。イメージで言えば、何もなしで歩くのではなく、地図を持って歩いて、見た風景を地図上にマップしていくようなイメージです。

また1日の分を読み終わった後は、必ずその日中に復習をしましょう。

1日どれくらいやればいいかは、その日中にもう一回復習できる程度で設定すると良いです。

その日中の復習がなぜ大切かというと、理由は前と似ていて、自分がどんなことをやってきたかを章、テーマを通してもう一回まとめて整理する時間が必要だからです。

覚えたことをぶつ切りで覚えっぱなしだといつか忘れます。

章やテーマの中でどのような位置付けだったかをその他のテーマを見ながら整理していくことで、その日読んだことを理解して覚えることができると思います。

上記のことを意識して、何回も繰り返す読むのは、正直、どの参考書でも言えることです。

今後、どんな参考書を読むときでも意識すれば、かなり良い勉強になると思います。

一方で、「鎌田の理論化学の講義」という参考書について具体的に言えることは、計算のイメージの強い理論化学をイラストをふんだんに使って解説してくれているので、計算過程や立式の意味をイラストのイメージでも覚えておくということが大切だと思います。

滴定や気体、溶解度積の問題などでそもそも立式に困るという方は図やグラフでのイメージができていないことが多いと思いますので、その日の復習をするときも、イラストを思い出して、化学反応とその量的関係の立式の仕方を理解できているか確認するといいでしょう。

おすすめポイント

最後に「鎌田の理論化学の講義」のおすすめポイントをまとめておきます

・イラストが多く、レイアウトも整理されていてとても覚えやすい

・理論化学でつまづきがちな立式の方法なども、イラストでわかりやすく解説

・共通テストを解くのに必要十分な理論化学の知識や考え方が1冊で身に付く

理論化学を初学の方も、化学の理論の問題に対してどうしてそのような立式になるのかがいまいちピンときていない方も、豊富なイラストがある解説を読めば、すっきりと考え方や解き方がわかるようになると思います。

SSS Educationって?

SSS Education「国内最高峰の教育を、全国へ」の理念をもとに2022年6月30日に創業しました。
講師には東大理3生のみを採用しており、質の高い教育を届けています。
SSS Educationの教育内容は、才能やセンスに頼らない設計にし、

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