東大理3生が語る共通テスト物理の極意
東大理3生が語る共通テスト物理の極意

東大理3生が語る共通テスト物理の極意

共通テストまで残りわずかとなってきた今、受験生の皆さんはいかがお過ごしですか?今回SSS Educationでは頑張る受験生を応援すべく、各科目の担当講師(なんと全員東大理3生!!!)が共通テストのポイントについて解説します!

・目次

主題傾向が大きく変化した共通テスト

計算量の減少

従来のセンター試験と比較して全体的に正解まで辿りつくための計算量は有意に減ったと考えられる。従って計算ミスを誘発させるような問題は減ったと言えるだろう。ただ、一問あたりの問題文の量は増えているため、計算量が少ないからといって早く解き終わるというわけではない。問題を素早く正確に把握する能力が一層必要である。

思考力を要する問題

従来のセンター試験はほぼ全てが過去問でカバーできる典型問題だった。そうした典型問題は完全になくなったわけではないものの、大幅に減って、新傾向の問題が増えた。いわゆる「思考力を要する」問題である。

そうした問題は新出ではあるが誘導が豊富に施されていることが多い。物理学における原理的な部分を問う問題が見られるようになった。個人的には良問が増えたと言えるだろう。筆者が高校生の時に挑戦していた「物理チャレンジ」の問題を想起させる(後述)。

変化を象徴する1問

◇ 2022年度本試験第2問(問題は問5まで続く)

こうした問題のように計算により何かしらの物理量を求めるというものではなく「その場で与えられた条件から論理的に組み立てる」「推測の妥当性を検討する」問題が見られるようになった。

何を重視して勉強すれば良いのか

◇ 公式の導出の大切さ

まずは過去問と、共通試験模試の問題を使って新傾向の問題に慣れていくことが点数を伸ばす上で一番重要となってくる。その上で、常日頃から公式をそのまま覚えるのではなく自分の手で導出できるようにすることが大事である。一度できるようになっても、忘れてしまっては意味がないため、何度も覚え直し、体に染み付ける必要がある。

仕事と位置エネルギーの関係は?
電気容量はどのようにして求める?
定圧変化における内部エネルギー変化は?

こういった基本的な部分を、公式の丸覚えではなく理由も含めて一から示せるだろうか?
怠らずに逐一確認しよう。
その上で余裕があればではあるが、対策のすすめとして、物理チャレンジの一次試験を提案する。物理チャレンジとは数学オリンピック等に代表されるようないわゆる「科学オリンピック」と呼ばれるコンテストの一つである。一次試験の問題はホームページで入手することができ、共通テストが目指しているような「思考力を試す問題」が多く出題されている。そのため似たような傾向の問題を練習することができる。

◇ 2次試験にも役立つ基礎の確認

基礎の再確認は、何も共通模試対策に限った話ではない。この時期に基礎的な公式を導出まで含めて確認することは新規の問題を10問解くことよりも何倍も価値がある。基礎を数学的に十分に理解することで、問題に対する視点が飛躍的に広がる。怠らずに基礎を固め直すことを習慣づけることで、頭の中の理論体系が強固なものとなった結果、ふとした時にあなたを助けてくれるだろう。

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